2010年1月2日土曜日

戸隠ー戸隠神社編ー。

戸隠神社は、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなります 
三十日に中社。大晦日には五社全部回りました。
一日、二日も中社によってきました。

【中社】
バス停の前にあり、戸隠神社の中で中心にあります。
この鳥居は荘厳です。後ろのご神木もいい味だしてます。


鳥居の後ろに見えているのは樹齢800年の「三本杉」です。
根っこは1つですが、上は3本にわかれています。
めちゃめちゃでかいので思わず抱きついてしまいました・・・。


ここで、1月2日に「歳旦祭」と「講社祭」を見ました。雅楽の演奏での「君が代」はちょっとびっくりするくらい凄かったです。



【火之御子社】
中社から歩いて約15分。
ひっそりと建っています。でも、なんともいえない雰囲気があります。
特にこの日は誰もいなかったので、まさに深々と降る雪の音しか聞こえず、森に癒されました。


誰かが作った雪だるま。かわいい。




【宝光社】
中社から歩いて30分。火之御子社からさらに山を下って15分。
長野駅からくると1番最初に見えるのがこの宝光社です。
本殿にいくまでにこの階段をあがります・・・・。



宝光社から火之御子社を通って中社まで行く道に「神道」というのがあるのですが、冬は雪で通れず・・・。我らは車道を歩きましたが、ぜひここも行ってみたいな。



【奥社】
ここが文字どおり、一番山の奥にあります。
車で最初の鳥居の前まで送ってもらったのですが、そこからは徒歩で約30分。

ここからスタートですが、雪もどんどん吹雪になってきました・・・。



途中で「隋神門」というのがあり、ちょっと休憩できました。
ここから先はものすごい杉並木でまさに、別世界。ずっと登りなので、吹雪の中でもうっすら汗をかいてます。


隋神門から少し歩くと、ものすごい上り坂でした。
でも、あとでパンフレットの写真をみたら、そこは、階段でした。
でも、この雪でそこは完全に「急な坂」で階段の姿は全く見えません。
極寒ですが、お清めはやりました。
手がかじかんでいるので、水も冷たいのやらなんやらよくわかりません。


ここ、階段らしいです・・・。


【九頭龍社】
奥社の隣に九頭龍社がありますが、雪よけでまわりに板がはってあるので、最初はただの休憩小屋かと思いました・・・。


【奥社】
ようやく奥社へ。
ここは何度も雪崩でつぶれているそうです。
わかります。
この上には戸隠連峰の山々があって、絶景なんだそうですが、もちろんこの日は雪のため完全に周りは真っ白でなんだかわからず。


この大晦日に奥社へ行ったのは、「大祓式」といって1年のお祓いをしてもらうのがあるのですが、中社には3時よりと書いてあったのに、奥社に行ったら5時からとかいてあり、社務所に聞いたら4時からだそうで・・・・。3時と思って行ったので、4時なら1時間待たないといけないのですが、この豪雪の中、待つ場所もなく、だめもとで社務所に聞いてみると社務所の土間で待たせてもらえることになりました。
有難い。(もちろん、社務所に入れてもらえることはめったにないそうです。)
もちろん、奥社には神官さん以外他に誰もいません。
あとで聞いたら、「大雪警報」出ていたらしいので、雪崩の頻繁に起こる奥社にはみんないけないと思っていたようです。
そんなこととは知らず、豪雪の中40分かけて一心不乱に歩いていったのは私たちだけだったようです。
そして、社務所の土間で冷え切った足や手袋を乾かしながら、待たせてもらいました。


いよいよ、4時になり、大祓式。
もちろん、奥社には私たちしかいないので、私たちのためにお祓いしていただきました。
凄い体験でゾクゾクしました。


帰りは日没との戦い。
私たちが行きにつけた足跡も消え、完全にどこも新雪状態でしたが、大急ぎでかえりました。

戸隠神社は、どこも静かで澄んだ空気でとても気持ちよかったです。
でも、やはり、今回の中では「奥社」へ豪雪の中、進んだことが一番の思い出。
歩きながら、去年の年末にSamanthaさまとSedonaの山をひたすら歩きまくったことを思い出しました。
黙々と自然の中を歩きながら、1年を振り返り、新しい1年の思いを馳せるのは本当に気持ちの引き締まることだと思いました。
Sedonaでの経験をいつも心にこの1年を過ごしてきたけど、2010年は戸隠での経験も加わり、さらにパワーアップした1年になりそうです。


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